GSX(4417)優待廃止へ|アクセンチュアのTOB成立が条件・最後は2026年9月分

GSX(4417)が、株主優待制度の廃止を公表しました。最後の基準日と今後の株主還元方針をまとめます。
今回のポイント
- 変更内容:株主優待制度の廃止(2026年10月30日取締役会で決議)。ただしアクセンチュアによるTOB(公開買付け)が成立することが条件
- 最後の優待:2026年9月30日基準分。2027年3月31日基準の優待から廃止
- 理由:アクセンチュアがGSXを完全子会社化する予定で、株式は上場廃止となる見込みのため
- TOBの買付価格は1株8,500円、買付期間は2026年11月2日〜12月15日
- あわせて2027年3月期の期末配当(予想24円56銭)も無配に修正(TOB成立が条件)。中間配当24円55銭は実施
GSXが株主優待制度を廃止
2026年10月30日、グローバルセキュリティエキスパート株式会社は株主優待制度の廃止を発表しました。今回の発表では、株主優待制度の廃止が示されています。
廃止の理由は?
同じ日に、コンサルティング大手のアクセンチュア株式会社が、GSXの株式に対するTOB(公開買付け=あらかじめ価格と期間を決めて、株主から株を買い集める手続き)を発表しました。GSXの取締役会はこのTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決議しています。
アクセンチュアはTOBとその後の手続きを通じてGSXを完全子会社にする方針で、GSXの株式は上場廃止となる予定です。これを前提に、TOBが成立することを条件として、株主優待制度の廃止と期末配当の見送りを決めたとしています。配当については、TOBの買付価格が「期末配当を行わないこと」を前提に決められているためと説明しています。
何が変わる?

| 変更前 | 変更後 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 廃止前(毎年3月末・9月末基準・年2回) 200株以上を半年以上続けて保有する株主に、次のどちらか1つを贈呈していました。
|
アクセンチュアによるTOBが成立した場合、2026年9月30日基準の株主への優待をもって、株主優待制度は廃止されます。 2027年3月31日基準以降の株主優待は実施されません。 ※2026年9月30日を基準日とする優待は実施されます。郵送される「株主優待のご案内」に従い、WEBでの受取手続きを期限内に行いましょう。 ※TOBが成立しなかった場合は、今回の廃止の決議は効力を持ちません。 |
いつから影響が出る?
最後の優待は2026年9月30日基準分です。2027年3月31日基準の優待から廃止されます。
廃止はアクセンチュアによるTOBの成立が条件です。TOBの買付期間は2026年11月2日(月)〜12月15日(火)、買付価格は1株8,500円です。詳しい条件は、GSXとアクセンチュアが公表している開示資料で確認しましょう。
すでに保有している人はどうなる?
- 2027年3月末に向けて優待目的で株を持っている方は、TOBが成立すると優待がもらえなくなります。投資の前提が変わるため、内容を落ち着いて確認しましょう。
- 2026年9月30日時点の株主への優待は実施されます。今回の発表で取り消されるものではありません。受取手続きを忘れないようにしましょう。
- TOBが成立すると、その後の手続きを経て株式は上場廃止になる予定です。上場廃止後は市場で売買できなくなるため、優待だけでなく保有そのものに関わる発表です。
- 買付価格の8,500円は、公表前日(10月29日)の終値7,980円を約6.5%、直近3か月の平均終値5,479円を約55%上回る水準です(会社の開示より)。応募するか、市場で売却するか、手続きの期限はいつかなど、証券会社からの案内を確認しましょう。
- 期末配当(予想24円56銭)も、TOBが成立すれば無配になります。中間配当(24円55銭)は予定どおり支払われます(効力発生日2026年12月7日)。
- 廃止も無配もTOBの成立が条件です。成立しなかった場合の扱いを含め、今後の会社の発表に注目しましょう。
初心者目線で見たいポイント
GSX(4417・東証グロース)は、企業向けにサイバーセキュリティの教育・脆弱性診断・コンサルティングを手がける会社です。「サイバーセキュリティ教育のGSX」を掲げています。
これまでの株主優待は、200株以上を半年以上持っている株主に、年2回、デジタルギフト2,000円分か自社のセキュリティ講座のどちらかが選べるものでした。
今回、コンサルティング大手のアクセンチュアが、GSXの株を買い集めるTOB(公開買付け)を発表しました。TOBが成立するとGSXはアクセンチュアの完全子会社になり、株は上場廃止になる予定です。そのため、優待も2026年9月分を最後に廃止されることになりました。
ポイントは、廃止は「TOBが成立したら」という条件付きであることと、2026年9月分の優待は実施されることです。投資判断はご自身の責任でお願いします。
まとめ
GSXの今回の発表は、株主優待制度の廃止という内容でした。
グローバルセキュリティエキスパート(GSX・4417)が2026年10月30日、株主優待制度の廃止と2027年3月期の期末配当予想の修正(無配)を発表しました。アクセンチュアによる公開買付け(TOB・1株8,500円・買付期間2026年11月2日〜12月15日)が成立することを条件に、2027年3月31日を基準日とする株主優待から制度を廃止します。2026年9月30日基準の優待(200株以上・半年以上保有でデジタルギフト2,000円分またはセキュリティ教育講座)は実施されます。アクセンチュアは同社を完全子会社とする方針で、株式は上場廃止となる予定です。
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出典:会社開示資料・IR資料(グローバルセキュリティエキスパート株式会社「2027年3月期の剰余金の配当(中間配当)、期末配当予想の修正(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ」2026年10月30日)
※本記事はIR情報・株主優待情報を紹介するものであり、特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。開示資料をもとに筆者が要約しています。記事作成にはAIツールを補助的に利用しています。最新情報は必ず公式資料をご確認ください。
