萩原工業(7856)優待再開|廃止撤回で継続、ただし300株1年保有が条件に

萩原工業(7856)が、株主優待制度を再び始めると公表しました。どんな優待がどんな条件で復活するのか、ポイントを丁寧に確認していきます。

目次

今回のポイント

  • 変更内容:2027年10月期以降の株主優待廃止という方針を撤回し、内容を一部変更のうえ継続(再開)
  • 理由:多くの株主から再開(継続)に関する意見・要望が寄せられたため
  • 再開後(2027年10月期以降)の対象:300株以上1年以上継続保有している株主(基準日は毎年10月末日)
  • 300〜500株未満:1年以上3年未満で1,000円相当、3年以上で2,000円相当の商品または寄付
  • 500〜1,000株未満:1年以上3年未満で2,000円相当、3年以上で4,000円相当区分が新設
  • 1,000株以上:1年以上3年未満で3,000円相当、3年以上で6,000円相当(金額は据え置き)
  • 最低必要株数が100株→300株に引き上げられ、継続保有1年以上が新たに必須になります
  • 2026年10月末日基準の優待は現行制度のまま実施(同日に具体的な商品内容も発表されました)

萩原工業が株主優待制度を再開

2026年9月7日、萩原工業株式会社は株主優待制度の再開を発表しました。今回の発表では、株主優待制度の再開が示されています。

再開の背景は?

2023年9月11日に公表した「株主優待内容の決定及び2027年10月期以降の株主優待制度廃止に関するお知らせ」により、2026年10月末基準日を最後に優待を廃止する予定でした。しかしその後、多くの株主等から株主優待制度の再開(継続)に関する意見や要望を頂戴したことに鑑み、「株主の皆様の日頃のご支援にお応えし、同社株式への投資魅力を高め、中長期的に保有していただくこと」を目的として、内容を一部変更のうえ継続するとしています。

何が変わる?

これまで(休止中) 再開後
2026年10月末日基準日を最後に、株主優待制度を廃止する予定でした(2023年9月11日公表)。現行制度(2026年10月期)の内容は以下のとおりです。

100〜1,000株未満/継続保有3年未満:1,000円相当の商品または寄付
・100〜1,000株未満/継続保有3年以上:2,000円相当
1,000株以上/継続保有3年未満:3,000円相当
・1,000株以上/継続保有3年以上:6,000円相当
廃止方針を撤回し、2027年10月期以降は内容を一部変更して継続されます。

保有株式数継続保有期間優待内容
300〜500株未満1年以上3年未満1,000円相当の商品または寄付
3年以上2,000円相当の商品または寄付
500〜1,000株未満1年以上3年未満2,000円相当の商品または寄付
3年以上4,000円相当の商品または寄付
1,000株以上1年以上3年未満3,000円相当の商品または寄付
3年以上6,000円相当の商品または寄付

※「継続保有1年以上3年未満」=株主名簿基準日(4月30日現在および10月31日現在)の株主名簿に、同一株主番号かつ該当する保有株式数で3回以上7回未満連続して記載または記録されること。
※「継続保有3年以上」=同じ基準で7回以上連続して記載または記録されること。
※具体的な商品または寄付の内容は、確定次第あらためて公表されます。

いつから影響が出る?

再開後の内容が適用されるのは2027年10月期以降です。2026年10月末日を基準日とする優待は、現行制度のまま実施されます(100株以上が対象)。

同日に「株主優待内容の決定に関するお知らせ」も公表され、2026年10月末日基準の具体的な商品が発表されました。1,000円相当はmtマスキングテープ/HABRIC comfyシート/QUOカード、2,000円相当は岡山県産桃のフルーツプリン詰合せ/大原美術館ミュージアムショップグッズ/スパイス香る牛スジカレー/北海道ラーメン詰合せ、3,000円相当は果実ごろごろアイスセット/博多辛子明太子/フルーツミニトマト、6,000円相当は岡山県産備前牛 焼肉用/大原美術館ミュージアムショップグッズ/氷温製法 魚沼産こしひかり・新潟産こしいぶき 各2kgから選べます。寄付先は日本赤十字社/特定非営利活動法人AMDA/公益財団法人大原芸術財団で、金額の範囲内で複数選択も可能です。

すでに保有している人はどうなる?

  • いったん廃止が決まっていた優待が継続されることになりました。株主からの要望を受けての方針転換であり、優待を目的に保有していた株主にとっては朗報です。
  • ただし手放しで喜べる内容ではありません。最低必要株数が100株から300株へ引き上げられるため、100株〜300株未満を保有している株主は2027年10月期以降の対象から外れます
  • さらに継続保有1年以上が新たに必須になります。現行制度は「3年未満」でも対象=実質的に継続保有の条件がありませんでしたが、再開後は権利日だけの保有では受け取れません
  • 一方で500〜1,000株未満の区分が新設され、この層は手厚くなります。現行は100〜1,000株未満が一律でしたが、再開後は500株以上で1年以上なら2,000円相当、3年以上なら4,000円相当になります。
  • 1,000株以上の金額は据え置き(1年以上で3,000円相当、3年以上で6,000円相当)です。
  • 継続保有の判定は4月末・10月末の年2回の基準日で行われ、同一株主番号かつ該当する保有株式数で連続して記載される必要があります。株数が区分を下回った時点でカウントが崩れる点に注意が必要です。
  • 2026年10月末日基準の優待は現行制度のままなので、100株保有の株主も今回分は対象です。次回以降に向けて300株まで買い増すか判断する時間はあります。

初心者目線で見たいポイント

萩原工業株式会社(7856・東証プライム)は、岡山県倉敷市に本社を置くメーカーです。ブルーシートなどでおなじみの合成樹脂加工製品と、それを作るための機械製品の2つを柱としています。原料の糸づくりから一貫して手がけているのが強みで、決算期は10月です。

今回のニュースは少し特殊です。この会社は2023年に「2027年10月期以降は株主優待をやめます」と発表していました。ところがその後、多くの株主から「続けてほしい」という声が寄せられたため、廃止の方針を取り消して、内容を変えたうえで続けることにしたのです。

優待の中身は、カタログから好きな商品を選ぶか、寄付を選ぶ形式です。岡山県産の特産品や自社製品、QUOカードなどが用意されています。

ただし、続くとはいえ条件は厳しくなります。押さえておきたい変化は2つです。

1つ目は必要な株数が100株から300株に増えること。今100株だけ持っている方は、2027年10月期以降は対象外になってしまいます。

2つ目は1年以上持ち続けることが条件になることです。これまでは持っている期間が短くても優待をもらえましたが、今後は権利が確定する日だけ株を持っていても受け取れません。

なお、2026年10月末の権利分は今までどおりの制度で実施されます。100株の方も今回はもらえるので、次回以降どうするかを考える時間はあります。

まとめ

萩原工業の今回の発表は、株主優待制度の再開という内容でした。
萩原工業(7856)が株主優待制度の廃止方針を撤回し、内容を一部変更したうえで継続することを発表しました。2023年に「2026年10月末基準日を最後に廃止」と公表していましたが、多くの株主からの要望を受けての方針転換です。再開後(2027年10月期以降)は300株以上かつ継続保有1年以上が条件となり、300〜500株未満で1,000円〜2,000円相当、500〜1,000株未満で2,000円〜4,000円相当、1,000株以上で3,000円〜6,000円相当の商品または寄付が選べます。最低必要株数が100株から300株に引き上げられ、継続保有1年以上が新たに必須となる点に注意が必要です。2026年10月末日基準の優待は現行制度のまま実施されます。

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出典:会社開示資料・IR資料(萩原工業株式会社「株主優待制度の再開に関するお知らせ」2026年9月7日
※本記事はIR情報・株主優待情報を紹介するものであり、特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。開示資料をもとに筆者が要約しています。記事作成にはAIツールを補助的に利用しています。最新情報は必ず公式資料をご確認ください。

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