スクロール(8005)優待廃止へ|2026年3月末基準日分をもって廃止、今後は配当に集約

スクロール(8005)が、株主優待制度の廃止を発表しました。
今回の内容は、優待投資をしている人にとって影響が大きい可能性があるため、変更点を落ち着いて確認していきます。
今回のポイント
- 変更内容:株主優待制度の廃止
- 最後の基準日:2026年3月31日(すでに廃止済み)
- 廃止後の還元方針:株主優待ではなく配当による利益還元に集約
- 100株以上のQUOカード500円分・300株以上の自社ECポイント(最大16,000円分)がなくなります
スクロールが株主優待制度を廃止
2026年5月7日、株式会社スクロールは株主優待制度の廃止を発表しました。今回の発表では、株主優待制度の廃止が示されています。
廃止の理由は?
「株主の皆さまへのより公平な株主還元のあり方について慎重に検討を重ねた結果、株主優待制度については廃止し、今後は配当等による利益還元に集約する」としています。優待制度は一部の株主(自社通販ユーザーなど)にしか恩恵が届きにくい側面があるとして、すべての株主に平等に還元できる配当への移行を選択しました。なお、2027年3月期の配当予想は増配となっており、優待廃止分を配当に振り向ける姿勢を示しています。
何が変わる?

- これまで:【100株以上】QUOカード500円分(保有期間問わず一律、年1回・3月末基準)
【300株以上】自社グループECサイトで使えるポイント(保有期間に応じて3,000〜7,500円分)
【1,000株以上】同ポイント(6,000〜9,000円分)
【10,000株以上】同ポイント(10,000〜16,000円分) - これから:廃止(2026年3月末基準日分が最後)。今後は配当による利益還元に集約。2027年3月期は増配予想。
いつから影響が出る?
2026年3月31日現在の株主名簿に記録された株主への優待が最後の進呈となります。2026年5月7日の発表時点ですでに基準日を過ぎており、廃止は実質完了しています。
すでに保有している人はどうなる?
- 2026年3月末時点で100株以上を保有していた株主は、最後のQUOカード(500円分)が届く予定です。
- 300株以上保有で自社ECポイントを受け取っていた方は、今回が最後の進呈となります。
- 優待廃止の発表と同時に増配も発表されており、発表後の夜間取引では株価がストップ高になりました。配当重視の投資家には好材料と受け取られた形です。
- 今後、スクロール株の優待利回りはゼロになります。保有理由が優待のみだった方は、配当利回りと株価水準を改めて確認することをお勧めします。
初心者目線で見たいポイント
スクロール(8005)は、「ムトウ」「cogit」などのブランドで日用品・雑貨の通信販売を展開する企業です。「株主優待廃止=悪いニュース」と思われがちですが、今回は増配とセットの発表だったため、株価はむしろストップ高になりました。
これは近年増えている「優待廃止+配当強化」パターンの典型例です。なぜこうした動きが出るかというと、優待は自社サービスを利用する株主にしか価値がなく、外国人投資家や利用機会のない株主には恩恵がないためです。配当に切り替えることですべての株主に平等に還元できるとして、機関投資家や外国人投資家から評価されやすくなります。
優待目的でスクロール株を保有していた方は、今後の配当水準・業績見通しをあらためてチェックし、保有継続の判断をされることをお勧めします。投資判断はご自身でお願いします。
まとめ
スクロールの今回の発表は、株主優待制度の廃止という内容でした。
2026年3月末基準日分をもって廃止済みです。増配とセットの発表で株価はストップ高となりました。優待目的の保有だった方は配当水準を確認の上、保有継続を判断してください。
出典:会社開示資料・IR資料(株式会社スクロール「株主還元に関する基本方針の変更及び2027年3月期配当予想並びに株主優待制度廃止に関するお知らせ」2026年5月7日)
※本記事はIR情報・株主優待情報を紹介するものであり、特定の有価証券への投資を推奨するものではありません。開示資料をもとに筆者が要約しています。記事作成にはAIツールを補助的に利用しています。最新情報は必ず公式資料をご確認ください。
